他者の授業を見て学ぶ活動。ただ座って見ることではなく、何を観察するかを決めて記録を取り、あとで検討できる形にして初めて学びになる。
観点を絞るのが定石で、教師の発話量と学習者の発話量、指示の出し方、待ち時間、誤用への対応、学習者どうしのやり取りの量などから選ぶ。数えられる形にすると、印象ではなく事実で語れる。
実習生が経験を積むためだけでなく、現職の教員どうしが授業を見せ合う形でも行われる。振り返りを一人で抱えないための仕組みの一つであり、授業分析・自己点検能力を育てる土台になる。
見学の前に観点を「教師の指示の出し方」に絞ったとする。記録用紙に、指示を出した時刻、指示の言い方、学習者がすぐ動けたかどうかを並べて書いていく。あとで見返すと「例を見せてから指示した場面では全員がすぐ動いた」のように、印象ではなく記録にもとづいて話し合える。
「先生がよく話していた」という感想を、「50分のうち教師が話していた時間はおよそ何分か」と数える形に置き換えるのも一つの方法である。現職の教員どうしで授業を見せ合う場合も、観察する側が授業者に見てほしい点を先に聞いておくと、その点に絞った記録を返せる。
読んだ用語を1冊で引き直す・体系で押さえ直すなら。