国際交流基金が2010年に公開した、日本語の教え方・学び方・成果の評価を考えるための枠組み。CEFRの考え方を基盤とし、日本語で何がどれだけできるかをJF Can-doの形で記述する。
柱は課題遂行能力(日本語を使って課題を成し遂げる力)と異文化理解能力の2つ。学習の成果は、Can-doによる自己評価と学習成果物を蓄積するポートフォリオで見取る設計になっている。準拠教材として『まるごと 日本のことばと文化』がある。
国が示す日本語教育の参照枠(文化審議会国語分科会・2021年)と混同しやすい。JFスタンダード=国際交流基金・2010年/参照枠=国・2021年で、どちらもCEFRを土台とする系譜にある。主体と年の入れ替えに注意。
JF Can-doは「〜できる」の形で書かれる。書き方の例を挙げると、「自分の家族について、簡単な言葉で短く紹介できる」のような文になる。こうした文を学習者が読んで、自分にできるかどうかを判断する。できるようになった項目に印をつけていくことで、学習者は自分の到達点を具体的に知ることができる。
授業では、教師が単元の初めに「この課が終わったら、こんなことができるようになります」とCan-doを示し、終わりに学習者が自己評価する。あわせて、その単元で書いた作文や録音した会話をポートフォリオに入れておけば、学期を通じて何ができるようになったかを学習者自身が見返すことができる。
読んだ用語を1冊で引き直す・体系で押さえ直すなら。