言いたいことが言えないとき、通じないときに、言い換え・聞き返し・身ぶり・回避などで切り抜ける力。カナルとスウェインのコミュニケーション能力の4要素の一つで、ストラテジー能力ともいう。
「ドライバー」が出てこないときに「ねじを回す道具」と言い換える、聞き取れないときに「もう一度お願いします」と言う、といった行為がこれにあたる。知識の不足を補う働きなので、初級ほど重要度が高い。
コミュニケーション・ストラテジーとほぼ重なる概念だが、方略的能力は「能力」の一角として位置づけられた呼び方である。「上級になれば不要になる能力」とする選択肢は誤りで、母語話者も日常的に使っている。