異なる言語を話す集団が接触することで、言語どうしが影響し合う現象。交易・移住・征服・植民地化・メディアなどが接触の場となる。
結果として起こるのは、語彙の借用(日本語の漢語・外来語)、発音や文法への干渉、両言語の混合による新しい言語の発生、そして少数派言語が使われなくなる言語交替(言語シフト)や言語消滅である。ネオ方言のように、同一言語内の変種どうしの接触でも同様のことが起こる。
接触が対等に起こることはまれで、社会的な力関係が結果を左右する点が要点。日本国内では、アイヌ語や琉球諸語が同化政策のもとで話者を失っていった歴史が、言語政策・言語権の問題として問われる。