母語話者が非母語話者に向けて話すときに現れる、簡略化・調整された話し方。ゆっくり話す、区切りを多くする、語彙をやさしくする、繰り返す、といった調整が特徴で、母語話者が意識せずに行っていることが多い。
調整には有効なものとそうでないものがある。速度を落とす・言い換える・冗長にして情報を補うといった調整は理解を助けるが、助詞を落とす、「ニホンゴ ジョーズ ネ」のように文法を壊す、辞書形だけで話すといった非文法的な簡略化は、誤ったインプットを与えるため学習には有害とされる。
教室内で教師が行う調整はティーチャー・トークと呼び分ける。フォリナー・トークは教室外の一般の母語話者による調整を指すのが基本。クラッシェンのインプット仮説の文脈では、理解可能なインプットを生む調整として肯定的に位置づけられる。