教育課程や教育機関の間で、学習内容や到達目標が段差なく接続されていること。日本語では「接続」「連携」と訳される。
レベル間・機関間のつながりを指す縦のアーティキュレーション(初級教科書から中級教材への移行、日本語学校から大学への進学)と、同じ時期に並行する科目どうしのつながりを指す横のアーティキュレーション(会話・読解・漢字の各授業の内容が噛み合っているか)の両面がある。
接続が悪いと、内容が重複したり、逆に飛んで学習者が置き去りになったりする。共通の到達目標を持つことが対策になるため、日本語教育の参照枠やCEFRのような共通の物差しは、まさにこのアーティキュレーションを支える道具として位置づけられる。コースデザインの用語とセットで押さえたい。
初級の教科書を終えて中級クラスに進んだ学習者が、中級教材の最初の課から知らない文型と語彙ばかりで、授業についていけなくなった。初級で扱った内容と、中級教材が前提としている内容の間に段差があったためで、縦のアーティキュレーションの問題である。
同じ学期に会話・読解・漢字の授業を別々の教師が担当していると、読解で出た語を漢字の授業では扱わず、会話の授業ではまだ習っていない文型を使ってしまうことがある。担当者どうしで進度表を共有し、扱う語彙や文型をそろえることが、横のアーティキュレーションを整える工夫になる。
読んだ用語を1冊で引き直す・体系で押さえ直すなら。