日本語教員プラネット 日本語教員試験 対策の問題集

接触仮説(せっしょくかせつ)

区分1 社会・文化・地域 ・ 日本語教員試験の用語

異なる集団の人が接触すれば偏見が減る、とする考え方。ただし要点は「接触すればよい」ではなく、条件が要ることにある。

挙げられる条件は、対等な地位・共通の目標・集団間の協力・権威や制度の支持。条件が欠けた接触は、かえってステレオタイプを強めることがある。多国籍クラスで交流活動を組むときは、席を並べるだけでなく協力しないと達成できない課題を置く設計が効く。

具体例

地域の日本語教室と近所の住民の交流会で、住民が「教える側」、学習者が「教わる側」に固定されたまま互いの国の紹介をするだけだと、対等な関係や共通の目標は生まれにくい。一方、地域の防災マップを一緒に作るといった、両者の知識がそろわなければ完成しない課題に取り組むと、条件の多くがそろった接触に近づく。

留学生と日本人学生を同じ教室に座らせても、それぞれ別々に作業していれば、偏見は減りにくい。役割を分担して一つの発表を作る、その成果を学校として認める場を用意する、といった設計にすると、共通の目標・協力・制度の支持という条件を満たしやすくなる。

混同しやすい語との違い
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もっとくわしく: 文化観とアイデンティティ — 「文化が違うから」で説明を終えないこの用語を含むテーマを、通して読める解説記事です
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