同じ立場の実習生などを学習者役にして行う授業の練習が模擬授業。短い時間に区切り、特定の技能に絞って行う形をマイクロティーチングという。
録画して見返すと、口癖・板書の位置・待ち時間の短さ・学習者を見ていない時間など、自分では気づけない癖が見える。実施後に検討会を持ち、観察の記録をもとに具体的な行動として次の課題を決めるところまでが一組になる。
学習者役が母語話者なので、実際の学習者の反応とはずれる。模擬授業で成立したからといって教壇実習でも成立するとは限らない点は、限界として押さえておく。
実習生5人のグループで、一人が10分間だけ数字の言い方の導入を担当し、残りの4人が学習者役になる。終わったら録画を見ながら、質問してから学習者が答えるまでの待ち時間や、板書の前に立って文字を隠していた時間を確かめる。検討会では「次は質問のあと3秒待つ」のように、行動として次の課題を一つ決める。
学習者役の実習生が日本語の母語話者であれば、まだ習っていないはずの語を聞いてもすぐに意味が分かってしまう。模擬授業では通じた説明が、教壇実習では学習者に伝わらないことがあるのはこのためである。学習者役に「この語は知らない」と決めて反応してもらう工夫もあるが、本物の反応の代わりにはならない。
読んだ用語を1冊で引き直す・体系で押さえ直すなら。