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音読みが複数ある理由 — 日本語教員試験 基礎試験 練習問題(ドリル)

用語 言語|区分5
次の説明に当てはまる用語として、最も適切なものを一つ選びなさい。
「行」を「ギョウ(修行)」「コウ(旅行)」「アン(行灯)」と読み分けるように、一つの漢字に複数の音読みがあるのは、伝わった時代や経路によって音が異なるためである。このうち「アン」のように、主に鎌倉時代以降に禅僧や商人などによって伝えられた音を何というか。
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正解: ② 唐音
唐音(唐宋音)です。限られた語に残る音で、行灯・行脚のアン、明朝のミン、南京のキンなどがあります。呉音は比較的早い時期に伝わったとされる音で仏教の語に多く(修行のギョウ)、漢音は7〜8世紀に遣唐使や留学生が唐の都・長安の音をもとに伝えた音で、漢籍や学問の語に広く使われました(旅行のコウ)。慣用音は、本来の音とは違う読みが日本で広まって定着したもの(消耗のモウ)で、中国から伝わった時代による区別ではありません。

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