言語普遍性の名称 — 日本語教員試験 基礎試験 練習問題(ドリル)
次の説明に当てはまる用語として、最も適切なものを一つ選びなさい。
世界の言語に広く共通して見られる性質を指し、グリーンバーグが「ある特徴をもつ言語は、別の特徴ももつ」という形で数多く示したものを何というか。
○答えと解説を見る
正解: ② 言語普遍性
言語普遍性です。グリーンバーグは多数の言語の語順などを調べ、「VSO型の言語は前置詞をもつ」のような含意的普遍性を示しました。こうした普遍性は、多くの言語を集めて帰納的に見つけるものです。これに対し、チョムスキーの普遍文法は、人間が生まれつきもつ言語の枠組みとして理論的に想定されたもので、見つけ方が異なります。言語類型論は、言語を系統ではなく語順などの構造の特徴で分類し、その分布や共起関係を調べる分野で、グリーンバーグの研究もこの分野に位置づけられます。有標性は、より基本的な無標の側と、特別な条件を伴う有標の側を区別するとらえ方、対照言語学は、二つ以上の言語を突き合わせて共通点と相違点を明らかにする分野です。