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練習問題 第1302問 — 区分3 言語と心理

不適切選択 言語と心理|区分3
次のうち、適当でないものを一つ選びなさい。
言語転移に関する記述として、適当でないものはどれか。
○答えと解説を見る
正解: ④ 母語の影響はすべて習得を妨げる方向に働き、上級になれば完全に消える

この問題のテーマ:正の転移と負の転移の範囲

既に知っている言語の知識が、別の言語の学習や使用に影響することを言語転移といいます。学習を助ける方向に働く場合が正の転移、妨げる方向に働く場合が負の転移です。母語からの負の転移は、母語干渉とも呼ばれます。母語の中国語で得た漢字の知識が日本語の漢字語の理解を助ける場合は、言語間の正の転移の例です。転移は音声・語彙・文法・語用など、さまざまな層で見られます。「母語の影響はすべて習得を妨げる」「上級になれば完全に消える」はいずれも言い過ぎです。ある誤用を負の転移と判断するには、目標言語として不適切であることに加えて、既に知っている言語の影響だという根拠が必要です。誤用には、目標言語の規則を広げすぎる過剰般化のような言語内の誤りもあります。

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