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正の転移と負の転移の範囲 — 日本語教員試験 基礎試験 練習問題(ドリル)

不適切選択 言語と心理|区分3
次のうち、適当でないものを一つ選びなさい。
言語転移に関する記述として、適当でないものはどれか。
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正解: ④ 母語の影響はすべて習得を妨げる方向に働き、上級になれば完全に消える
「母語の影響はすべて習得を妨げる」「上級になれば完全に消える」はいずれも誤りです。既に持っている言語の知識が第二言語の学習に影響することを言語転移といい、助ける方向に働けば正の転移、誤用につながれば負の転移(母語干渉)です。漢字圏出身の学習者が読解で有利になるのは正の転移、英語母語話者が「私は行きました、図書館に」のような語順を出すのは負の転移の例。転移は音声・語彙・文法・語用のすべての層で起こります。誤用のすべてが母語起因ではなく、言語内の誤りとの区別も重要です。

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