TPRと沈黙期 — 日本語教員試験 基礎試験 練習問題(ドリル)
次の問いに対して、最も適切なものを一つ選びなさい。
TPR(全身反応教授法)に関する記述として、最も適切なものはどれか。
○答えと解説を見る
正解: ④ 教師の指示を聞いて身体を動かして反応する方法で、理解が産出に先行すると考える
Total Physical Response の略で、アッシャーが提唱しました。「立ってください」「窓を開けてください」のような指示から始め、身体を動かして反応することで理解を育てます。幼児が母語を身につける過程をモデルにし、理解が産出に先行するという考えに立つため、学習者は話す準備ができるまで話さなくてよく、沈黙期が認められます。動作で示せる語彙・表現に偏るのが弱点で、初級の導入や指示表現の練習として部分的に取り入れられることが多い方法です。インプット重視という点でナチュラル・アプローチと発想が近いといえます。