二重敬語 — 日本語教員試験 応用試験 練習問題 第59問 / 60
次の学習者の産出例・質問を読んで、問いに対して最も適切なものを一つ選びなさい。
接客場面の練習で、学習者が「社長がおっしゃられたとおりです」「どうぞご覧になられてください」のような表現を使った。丁寧に話そうとする意識は強い。
これらの表現の説明として最も適切なものはどれか。
○答えと解説を見る
正解: ② 一つの語に同じ種類の敬語を重ねた「二重敬語」で、一般には過剰な敬語とされ、「おっしゃった」「ご覧になって」で十分である
「おっしゃる(尊敬語)+れる(尊敬)」「ご覧になる(尊敬語)+れる(尊敬)」のように、一つの語に同じ種類の敬語を二重に使った形が二重敬語で、「敬語の指針」(文化審議会)でも一般には適切でないとされます(「お召し上がりになる」など習慣として定着した例外はあります)。丁寧にしようとするほど起こりやすい過剰般化の一種でもあり、敬語は「重ねるほど丁寧になる」のではなく正しい形を一つ使えば足りると整理して指導します。