日本語教員プラネット 応用試験 日本語教員試験 応用試験対策のオンライン道場

正の転移と負の転移 — 日本語教員試験 応用試験 練習問題 第22問 / 60

誤用分析 言語と心理|区分3
次の学習者の産出例・質問を読んで、問いに対して最も適切なものを一つ選びなさい。
英語母語話者のOさんの発話には「私は行きました、図書館に、昨日」のような語順が現れる。一方、漢字圏出身のPさんは初級でも読解課題を速く正確にこなす。
二人の様子の説明として最も適切なものはどれか。
答えと解説を見る
正解: ③ 母語の知識が第二言語の学習に影響する「転移」の例で、誤りにつながる負の転移と、学習を助ける正の転移の両方がある
Oさんの語順は英語のSVO語順による負の転移(干渉)、Pさんの読解の強さは漢字知識による正の転移の典型例です。転移は音声・語彙・文法・語用のあらゆる層で起こります。学習者の母語背景を把握しておくと、誤りの予測や説明、クラス内の得意・不得意の偏りの理解に役立ちます。ただし誤りのすべてが母語起因ではなく、習得過程で誰にでも現れる発達上の誤りとの区別も重要です。
クイズ形式でまとめて練習(即採点) →