引用と第35条の二重の物差し — 日本語教員試験 基礎試験 練習問題(ドリル)
次の問いに対して、最も適切なものを一つ選びなさい。
非営利の日本語学校の教師が、市販の小説の一場面(全体の一部)を読解教材としてクラス全員に配付した。この行為の評価として、最も適切なものはどれか。
○答えと解説を見る
正解: ① 引用の要件は満たさないが、授業の過程での必要な限度の複製として第35条により許されうる
この行為は、教師自身の論述の中に従として取り込むものではないため引用の要件(主従関係)は満たしません。しかし、非営利の教育機関の授業の過程で必要と認められる限度の複製であり、著作権者の利益を不当に害しないのであれば、第35条により許されうる、と整理されます。同じ行為でも引用としては×だが第35条では○となることがある——この二重の物差しが実務でも試験でも要点です。