カルチャーショック期の支援 — 日本語教員試験 応用試験 練習問題 第2問 / 60
次の事例を読んで、問いに対して最も適切なものを一つ選びなさい。
来日直後は何事にも意欲的だった留学生のBさんが、来日3か月を過ぎたころから遅刻や欠席が増え、「日本のことが嫌いになったかもしれません」と教師に漏らすようになった。
異文化適応の観点から、この時期のBさんへの教師の対応として最も適切なものはどれか。
○答えと解説を見る
正解: ③ 異文化適応の過程で多くの人が経験する落ち込みの時期ととらえ、話を聴きながら生活面の困りごとを一緒に確認する
Uカーブモデルでいうカルチャーショック期(来日後数か月で最低点に達する時期)に典型的な姿です。この時期の不調は本人の努力不足や性格の問題ではなく、適応過程の一段階としてとらえ、傾聴と生活面のサポート(住居・人間関係・金銭など)を行うのが基本です。同化の強要や突き放しはかえって不適応を深めます。この後に回復期が来るという見通しを伝えることも支えになります。