日本語教員プラネット 基礎試験 日本語教員試験 基礎試験の練習問題

練習問題 第1286問 — 区分5 言語

適切選択 言語|区分5
次の問いに対して、最も適切なものを一つ選びなさい。
テンスとアスペクトに関する記述として、最も適切なものはどれか。
○答えと解説を見る
正解: ③ 相対テンスでは、発話時以外の時点を基準に時間関係を捉える

この問題のテーマ:テンスとアスペクトの区別

テンスは出来事がいつのことかという時間的な位置づけ、アスペクトは進行・完了・結果状態など出来事の局面の捉え方に関わります。発話時を基準にするのが絶対テンス、主節の出来事の時点など発話時以外の時点を基準にするのが相対テンスです。日本語の従属節ではル形・タ形が相対テンス的に働くことがあり、「東京へ行ったとき、切符を買う」は着いてからの購入を表しますが、従属節のすべてが相対テンスになるわけではありません。「ている」の意味には動詞の性質と文脈が関わります。金田一春彦の分類でいう継続動詞では「今、本を読んでいる」のような進行、瞬間動詞では「彼は結婚している」のような結果状態が典型的です。ただし、「毎朝走っている」のような習慣や、「その小説は以前に読んでいる」のような経験・記録を表す用法もあり、動詞の種類だけで意味が一つに決まるわけではありません。

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